【パリガイド】区やエリアの特徴を知ろう|宿泊や観光のお役立ち情報

パリの観光
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パリを観光するときや宿泊するホテルを探すとき、参考となるのが行政区や地区の存在です。

パリは同じ市内でも、エリアによって雰囲気がかなり異なります。そのためこの記事では、各区の代表的な観光スポットや地域の特徴、アクセスや移動に関係する鉄道路線なども合わせて紹介します。

気になる治安についての項目もあるので、ぜひ最後まで読んで、旅行計画の参考にしてみてくださいね。

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パリの区分けはどうなっている?

Move Me To Parisより

フランスの首都パリは県都でもあり、20の行政区(arrondissementアロンディスモン)に分かれています。地図を見ると、ルーヴル美術館のある界隈の1区を起点に、時計回りの螺旋状に外縁へと広がっていく形で各区が配置されています。その形状から、よくカタツムリに例えられることもあります。ちなみに、昔城壁のあった外周より外側は「郊外」という扱いになります。

ナポレオン1世の時代に遡ると、その頃は12の行政区が設定されていました。その後、ナポレオン3世の統治下で大規模な都市改造が始まり、近隣の村や地域がパリ市に編入されることになります。そして市域が拡大した結果、現在の20の行政区に整備されました。

各区は独自の雰囲気や特徴を持ち、異なる魅力があります。

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パリ市内、それぞれの区の特徴

パリ市内に20ある行政区は、1から20までの番号が割り当てられていています。番号で呼ばれることも多く、郵便番号(codeコード postalポスタル)を見ると区がすぐわかるので便利です。

例:75001 → 1区、75016 → 16区(末2ケタを見れば何区か判断できる)
※パリの県番号は「75」

観光で訪れる場所は限られていますが、区によってそれぞれの個性があります。旅行計画を立てる際は、各セクションの特徴を参考に最適なルートを考えてみましょう。

1区

ルーヴル美術館

1er arrondissement
区名:ルーヴル(Le Louvre)
鉄道路線:メトロ🚇①④⑦⑧⑪⑫⑭号線、 RER🚆ⒶⒷⒹ線

1区はパリの中心部に位置し、市内でも最も人口密度が高いとされています。歴史と文化が息づく華やかさがあり、どこに行くにもとにかく便利な場所です。ルーヴル美術館やチュイルリー公園など、観光客にとって欠かせないスポットがいくつもあります。高級ブランド店が立ち並ぶサントノレ通りや、パリのメインストリートであるシャンゼリゼ通りもほど近く、買い物好きな人にも最適です。

パレ・ロワイヤルを少し西に進むと『日本人街』と呼ばれるサン・タンヌ通りがあります。ラーメンや定食を扱うレストランやスーパーがあるので、日本食が恋しくなったときに助かります。

歴史と芸術、伝統と現代が融合していて、パリを代表するエリアと言えるでしょう。そのため、昼間は多くの人で賑わっています。

[1区の観光スポット]

  • ルーヴル美術館(Musée du Louvre) 📍マップ
    チュイルリー公園の東側に位置する世界最大級の美術館。モナ・リザやミロのヴィーナスなど、数々の名画や彫刻が展示されている、フランスを代表する観光地です。

  • サント・シャペル(Sainte-Chapelle) 📍マップ
    ステンドグラスの美しさで知られる礼拝堂で、その華麗な色彩と繊細な文様は多くの人を魅了しています。

  • コンシェルジュリー(Conciergerie) 📍マップ
    かつてフランス王の宮殿として栄え、後に牢獄としても使用された歴史ある建物で、マリー・アントワネットが収監されたことでも知られています。

  • オランジュリー美術館(Musée de l’Orangerie) 📍マップ
    モネの『睡蓮』の大連作をはじめ、印象派とポスト印象派の名画を収めた美術館です。特にモネの『睡蓮』の展示室は、幻想的な空間が広がっています。

  • チュイルリー公園(Jardin des Tuileries) 📍マップ
    ルーヴル美術館の西側に広がるパリ最古の庭園で、美しい噴水や彫刻が点在し、地元住民の憩いの場として親しまれています。

  • パレ・ロワイヤル(Palais-Royal) 📍マップ
    かつては王宮として使用され、現在は文化省や国務院などが入居する歴史的な建造物で、美しい庭園と回廊が特徴で、地元の人たちの憩いの場としても知られています。

  • ポン・ヌフ(Pont Neuf) 📍マップ
    セーヌ川にかかる12のアーチが特徴的な橋のひとつで、パリ最古の橋です。街並みに溶け込む歴史的な建造物として知られています。

  • ヴァンドーム広場(Place Vendôme) 📍マップ
    ルイ14世の時代に作られた八角形の広場であり、現在は高級宝飾店が軒を連ています。ナポレオンの記念柱が立つ、パリを代表する広場です。

  • サン=トノレ通り(Rue Saint-Honoré) 📍マップ
    シャネルやクリスチャン・ディオールなどパリの高級ブランド店が立ち並ぶ有名な通りです。

  • サン・タンヌ通り(Rue Saint Anne) 📍マップ
    日本料理店やアジア食材店が多く集まる通りで、日本文化が感じられるエリアです。

2区

ギャラリー・ヴィヴィエンヌ

2ème arrondissement
区名:ブルス(La Bourse)
鉄道路線:メトロ🚇③④⑦⑧⑨号線

2区は、パリ1区の北側に位置する小さなエリアです。かつては銀行や証券取引所が集まる金融街として知られていました。

ルーヴル美術館やオペラ座にほど近く、レストランやバー、カフェなどの飲食店が多くあるので、観光に便利な立地です。1区から伸びるサン・タンヌ通りにはパリ最大の日本人街があり、ラーメン店などが軒を連ねています。

また、ギャラリー・ヴィヴィエンヌなどパッサージュも点在しているので、パリらしい雰囲気を求めている人にもおすすめです。キラキラしたイメージの観光エリアではありませんが、市内中心部にもかかわらず雰囲気は落ち着いているのでゆっくり過ごせるでしょう。

[2区の観光スポット]

  • ギャラリー・ヴィヴィエンヌ(Galerie Vivienne) 📍マップ
    19世紀に造られたパッサージュで、美しいガラス屋根とモザイク装飾が特徴の、パリで最も美しいパッサージュの一つとされています。

  • モントルグイユ通り(Rue Montorgueil) 📍マップ
    1区から2区へと伸びている活気あふれる通りで、地元の人々に愛される生鮮食品店やレストランが軒を連ねています。パリらしい日常の食文化を体験できる場所です。

  • パッサージュ・ショワズール(Passage Choiseul) 📍マップ
    19世紀に造られたパッサージュで、歴史と文学の香りが漂う魅力的な空間です。

  • パッサージュ・デ・パノラマ(Passage des Panoramas) 📍マップ
    パリ最古のパッサージュです。現在も古切手店やカフェなどが軒を連ねていて、歴史と現代が交錯するノスタルジックな雰囲気が特徴です。

  • オペラ大通り(Avenue de l’Opéra) 📍マップ
    9区にあるオペラ・ガルニエ(オペラ座)に通じる壮麗な大通りで、1区から伸びています。高級ホテルや美しい建築物が並んでいて華やかです。

  • スターバックス オペラ店(Starbucks Opéra) 📍マップ
    他のスターバックスとは異なり、宮殿のような豪華な内装が特徴です。その華やかさはSNS映え抜群で、観光客人気があります。

3区

カルナヴァレ美術館/Condé Nast Travelerより

3ème arrondissement
区名:タンプル(Le Temple)
鉄道路線:メトロ🚇③④⑤⑧⑨⑪号線

パリの中央部に位置していて、かつて貴族が暮らした歴史ある建築物と新しい文化やトレンドが融合した魅力的なエリアです。マレ地区の一部としても知られ、おしゃれなブティックやギャラリーが立ち並んでいます。アートやファッションなどパリのモダンな一面を求めて、ヨーロッパの若者から観光客まで多くの人が集まります。

ヴォージュ広場やパサージュ・ドゥ・ランクルといった美しい歴史的建造物も魅力の一つ。ピカソ美術館やカルナヴァレ博物館などの文化施設も点在し、アートと歴史が好きな人びとからも人気があります。

また、グルメも充実しており、カフェやレストランで美味しい食事を楽しむことができます。パリの中でも静かで落ち着いた雰囲気があり、散策に最適なエリアです。

[3区の観光スポット]

  • ピカソ美術館(Musée National Picasso-Paris) 📍マップ
    画家パブロ・ピカソの作品を所蔵している国立美術館。彼の多岐にわたる芸術活動を深く探求できます。

  • カルナヴァレ美術館(Musée Carnavalet) 📍マップ
    絵画や彫刻だけでなく、昔の暮らしの道具やジオラマなどでパリの歴史に触れられる博物館です。パリがどのように発展してきたのか、まるでタイムスリップしたように体験できます。

  • メルシー(Merci) 📍マップ
    パリのトレンドを発信するセレクトショップ。おしゃれなライフスタイルを感じられるファッションアイテムから生活雑貨まで、世界中から集められたセンスの良い商品が揃っています。

  • カレット(Carette) 📍マップ
    美しいヴォージュ広場に面した場所にある、優雅な雰囲気の老舗カフェです。繊細なスイーツと香り高いコーヒーが楽しめます。

  • パサージュ・ド・ランクル(Passage de l’Ancre) 📍マップ
    パッサージュと言われていますが屋根はなく、緑に囲まれた通りです。カラフルな看板や店構えがどこかノスタルジックでかわいい。

  • 狩猟自然博物館(Musée de la Chasse et de la Nature) 📍マップ
    趣のある建物の中に、狩猟に関する貴重な品々や芸術作品が数多く展示されています。小さいながらも見ごたえがあり、普通の美術館では物足りない人に良さそうです。

4区

ノートルダム大聖堂

4ème arrondissement
区名:オテル・ド・ヴィル(L’Hôtel-de-Ville)
鉄道路線:メトロ🚇①④⑤⑦⑧⑪⑭号線

パリ4区はセーヌ川沿いに位置し、シテ島の一部を含む歴史的な地区です。島側と右岸側とでまったく異なる個性を持っています。

シテ島といえば、パリ観光ではずせないノートルダム大聖堂やパリのゼロ地点があります。隣のサン=ルイ島は目立った観光スポットはありませんが、パリの最高級住宅街です。そのため、静かに過ごしたいときに最適な場所です。

右岸の方には3区にまたがるマレ地区があります。おしゃれなブティックやギャラリー、カフェなどが立ち並び、若者から観光客まで多くの人が集まります。パリ三大美術館のポンピドゥー・センターも4区内にあるので、アート好きにおすすめです。

中世の雰囲気が残る建築物や美しい石畳の通りが印象的で、ただ散歩するだけでもフランスの文化と歴史を感じられるでしょう。

[4区の観光スポット]

  • ノートルダム大聖堂(Cathédrale Notre-Dame de Paris) 📍マップ
    ゴシック建築の傑作として知られ、セーヌ川沿いにそびえ立つ荘厳なカトリック教会です。また、パリのシンボルとしても有名です。

  • ポンピドゥー・センター(Centre Pompidou) 📍マップ
    近代・現代アートの美術館を中心に、図書館や映画館などが集まる複合施設。インパクトのある外見からパリのランドマークの一つとなっています。

  • バスティーユ広場(Place de la Bastille) 📍マップ
    フランス革命の発端となった、バスティーユ監獄があった場所です。フランス国民の自由と平等を象徴する広場として、様々なイベントや集会が行われています。

  • ベルティヨン(Berthillon) 📍マップ
    パリ観光で必ず行きたいと言われる老舗アイスクリーム店です。オリジナルのフレーバーも充実していて、テイクアウトでもイートインでもお店特製の味を楽しめます。日曜日も営業しているのが嬉しい。

  • ヴォージュ広場(Place des Vosges) 📍マップ
    アンリ4世によって造られたパリで最も美しい広場の一つと言われています。美しい庭園と赤レンガの建物が特徴的で、地元の人の憩いの場所として慕われています。

  • パリ市庁舎(Hôtel de Ville) 📍マップ
    ルネサンス様式の豪華な建物が目を引きます。パリ市の行政の本拠地として重要な役割を果たしています。

  • シテ島の花市(Marché aux Fleurs Reine Elizabeth II de Paris) 📍マップ
    色とりどりの美しい花々と植物が並ぶ歴史的な市場です。基本的に毎日営業していて気軽に立ち寄れるので、パリジャンや観光客からも人気があります。

5区

パンテオン

5ème arrondissement
区名:パンテオン(Le Panthéon)
鉄道路線:メトロ🚇④⑤⑦⑩号線、RER🚆Ⓑ線

セーヌ川の左岸に位置する、パリ最古の地区の一つです。かつてラテン語が話されていた歴史から「カルチェ・ラタン(Quartier Latin/ラテン地区)」と呼ばれています。ソルボンヌ大学をはじめとする学習機関が集まっているため、若い学生たちのエネルギーがあふれる地区でもあります。中世の名残を感じさせる通りや、歴史的建造物、カフェが並び、活気ある下町風情が特徴です。

区の中心部にあるムフタール通りも、観光スポットとして知られています。レバノン料理、ペルシャ料理、ベトナム料理など、世界各国のレストランが軒を連ねているので、食べるのが好きな人におすすめの場所です。また、ジャルダン・デ・プラントなどの美しい庭園もあり自然も楽しめます。

パンテオンやジャルダン・デュ・リュクサンブールなど、歴史的建造物や美しい公園も数多く、文化的な雰囲気も満喫できます。書店やカフェが立ち並び、知的で落ち着いた時間を過ごしたい方にもおすすめです。

[5区の観光スポット]

  • パンテオン(Panthéon) 📍マップ
    新古典主義建築でフランスの偉人たちが埋葬されています。もともとは教会として建設されましたが、現在は国家的な霊廟として使用されています。ドームからは市街を一望することができ、多くの観光客に愛されています。

  • ムフタール通り(Rue Mouffetard) 📍マップ
    古くから続く歴史ある通りで、多種多様な飲食店が軒を連ね、地元の人々や観光客で賑わいます。パリの食文化を代表する活気あふれる場所です。

  • 国立自然史博物館(Muséum National d’Histoire Naturelle) 📍マップ
    17世紀、ルイ13世の時代に創設された歴史ある博物館です。パリ植物園や動物園が併設された複合施設で、自然と歴史に触れることができます。

  • アラブ世界研究所(Institut du Monde Arabe) 📍マップ
    イスラム美術や現代アラブ美術を展示しています。アラブ文化と西洋文化が融合したデザインの外観がとても印象的です。

  • クリュニー中世美術館(Musée de Cluny – Musée national du Moyen Âge) 📍マップ
    中世ヨーロッパの美術工芸品を数多く収蔵しており、特に「貴婦人と一角獣」のタペストリーが有名です。

  • シェイクスピア・アンド・カンパニー書店(Shakespeare and Company) 📍マップ
    文学好きの聖地として知られる英語専門の書店です。オリジナルロゴ入りのグッズショップや、併設のカフェも人気があります。

6区

カフェ・ド・フロール/トリップアドバイザーより

6ème arrondissement
区名:リュクサンブール(Le Luxembourg)
鉄道路線:メトロ🚇④⑥⑩⑫⑬号線、RER🚆ⒷⒸ線

6区を代表するサン=ジェルマン=デ=プレ地区には、歴史あるカフェやギャラリーが点在しています。多くの芸術家や文豪が愛した街としても有名で、洗練された雰囲気と歴史が調和した、魅力あふれています。

緑豊かでのどかなリュクサンブール公園をはじめ、サン・ジェルマン・デ・プレ教会やサン・シュルピス教会など歴史的な建物が多く、落ち着いた雰囲気があります。

[6区の観光スポット]

  • リュクサンブール公園(Jardin du Luxembourg) 📍マップ
    総面積22ヘクタールを誇る緑溢れる公園です。パリ市民の憩いの場であり、週末などには家族連れで訪れている人も多くいます。

  • サン=ジェルマン=デ=プレ教会(Église de Saint-Germain-des-Prés) 📍マップ
    6世紀からの歴史を持つ、パリで最も古い教会です。ノートルダム大聖堂のような凝った装飾はありませんが、ロマネスク様式の貴重な建造物で、中に入ると荘厳な雰囲気に満ちています。

  • カフェ・ド・フロール(Café de Flore) 📍マップ
    サルトルやボーヴォワール、ピカソなど数々の哲学者や芸術家が集った歴史あるカフェで、パリの知的サロンとして知られています。

  • レ・ドゥー・マゴ(Les Deux Magots) 📍マップ
    ピカソやヘミングウェイなど、多くの芸術家や文豪が愛した老舗カフェで、ドゥ・マゴ文学賞の舞台としても知られ、今もなおパリの知的サロンとして賑わっています。

  • サン・シュルピス教会(Église Saint-Sulpice) 📍マップ
    映画『ダ・ヴィンチ・コード』にも登場した、ノートルダム大聖堂の次に大きなネオ・クラシック式のカトリック教会です。ドラクロワの絵画や精巧な日時計など見どころが多くあります。

  • ドラクロワ美術館(Musée national Eugène-Delacroix) 📍マップ
    ロマン主義を代表する画家ウジェーヌ・ドラクロワが晩年を過ごしたアトリエを改装した美術館で、彼の作品や生活の様子を間近で鑑賞できます。

7区

エッフェル塔

7ème arrondissement
区名:パレ・ブルボン(Le Palais-Bourbon)
鉄道路線:メトロ⑧⑩⑫⑬号線、RER🚆Ⓒ線

エッフェル塔やオルセー美術館など、誰もが一度は耳にしたことがあるような名所が集中する、パリを象徴する地域です。セーヌ川沿いに広がっていて、歴史的な建築物や高級レストランも立ち並んでいます。また、政治家や外交官も多く住む洗練された雰囲気のエリアとしても知られています。

エッフェル塔の麓には、シャン・ド・マルス公園のような広大な緑地もあり、美しい景色を堪能できるスポットとしても人気があります。

[7区の観光スポット]

  • エッフェル塔(Tour Eiffel) 📍マップ
    フランス、パリのシンボル。1889年の万国博覧会のために建設されました。その高さや構造美から多くの観光客を魅了しています。

  • オルセー美術館(Musée d’Orsay) 📍マップ
    19世紀フランス美術、特に印象派や後期印象派の作品を多く収蔵しています。かつてオルセー駅だった建物を利用しており、その独特な雰囲気も魅力の一つです。

  • アンヴァリッド廃兵院(Hôtel des Invalides) 📍マップ
    ナポレオン1世の墓があることで知られています。元々は退役軍人のための病院として建てられ、現在は軍事博物館や教会などがあり、フランスの歴史を物語る重要な場所となっています。

  • ロダン美術館(Musée Rodin) 📍マップ
    彫刻家ロダン作品の美術館で、かつての彼のアトリエを改装した独特な雰囲気が特徴です。代表作「考える人」をはじめ、生涯の軌跡をたどる作品が展示されています。

  • 奇跡のメダイユ教会(Chapelle Notre-Dame-de-la-Médaille-Miraculeuse) 📍マップ
    聖母マリアのお告げによって配られたメダルが有名な小さな教会です。このメダルを身につけることで奇跡が起こると信じられ、世界中から巡礼者が訪れています。

  • ボン・マルシェ(Bon Marché Rive Gauche) 📍マップ
    ファッション、食料品、インテリアなど、幅広い商品を取り扱っている高級百貨店です。革新的な商品展開と美しい空間で知られ、お土産購入にもおすすめです。

8区

エトワール凱旋門

8ème arrondissement
区名:エリゼ(L’Élysée)
鉄道路線:フランス国鉄🚄、メトロ🚇①②③⑥⑧⑨⑫⑬⑭号線、RER🚆Ⓐ線

シャンゼリゼ通りやエトワール凱旋門、マドレーヌ寺院など、有名な観光スポットが集まるエレガントな地区です。高級ショッピングエリアとしても知られ、世界的なブランドが並ぶファッションストリートや高級ホテルが点在しています。

グラン・パレやプチ・パレといった歴史的な建造物もあり、芸術や文化に触れることができるのも魅力の一つです。また、政治の中心地でもあり、フランス大統領府であるエリゼ宮もここに位置しています。一方で、高級住宅街としても知られており、静かで落ち着いた雰囲気も併せ持っています。

[8区の観光スポット]

  • エトワール凱旋門(Arc de Triomphe) 📍マップ
    ナポレオンが戦勝を記念して建てた巨大なモニュメントで、パリのシャンゼリゼ通りの西端に位置しています。上は展望台になっています。

  • シャンゼリゼ通り(Avenue des Champs-Élysées) 📍マップ
    パリを代表する大通りで、凱旋門とコンコルド広場を結ぶ全長約1.8kmの華やかな通りです。高級ブランド店やカフェが立ち並び、「世界で最も美しい通り」とも呼ばれています。

  • コンコルド広場(Place de la Concorde) 📍マップ
    パリの中心部に位置する広場で、フランス革命時にマリー・アントワネットらが処刑された歴史的な場所として知られています。現在はオベリスクが立つ象徴的な場所です。

  • マドレーヌ寺院(Église de la Madeleine) 📍マップ
    古代ギリシャの神殿を模した壮大な外観を持つ、ネオクラシック様式の教会です。聖女マグダラのマリアを祀っています。

  • グラン・パレ(Grand Palais) 📍マップ
    万国博覧会のために建てられた鉄とガラスの大宮殿で、現代では美術展やファッションショーなど、様々なイベントが開催できるスペースとして利用されています。現在改装工事中で、2025年春に全面再開が予定されています。

  • プティ・パレ(Petit Palais) 📍マップ
    グラン・パレと向かい合うように建つベル・エポック様式の美しい建物で、1900年のパリ万博のために建てられました。現在はパリ市のコレクションを展示しています。

  • アレクサンドル3世橋(Pont Alexandre III) 📍マップ
    セーヌ川にかかるパリで最も美しい橋の一つで、ネオ・ロココ様式の装飾が施されています。記念撮影のスポットとして人気があります。

  • ディオール・ギャラリー(Galerie Dior) 📍マップ
    クリスチャン・ディオールの美意識と歴史を体感できる美術館で、オートクチュールのドレスやアクセサリーなど、貴重なコレクションを展示しています。

9区

オペラ・ガルニエ(オペラ座)

9ème arrondissement
区名:オペラ(L’Opéra)
鉄道路線:メトロ🚇②③④⑦⑧⑨⑫⑬⑭号線、RER🚆ⒶⒺ線

オペラ・ガルニエ(オペラ座)やギャラリー・ラファイエット、プランタンなど、華やかな建物や高級百貨店が立ち並ぶ、パリの中でも特に賑やかなエリアです。そして、グラン・ブルヴァールと呼ばれる界隈には歴史ある劇場やカフェが軒を連ね、芸術と文化が息づいています。

9区の中でも北側はモンマルトルのふもとにあたり、劇場やクラブなどのあるナイトスポットとしても知られています。

[9区の観光スポット]

  • オペラ・ガルニエ/オペラ座(Palais Garnier) 📍マップ
    華やかなネオ・バロック様式の建築と、豪華な内装が特徴的なパリを代表する歌劇場で、世界中の音楽ファンや観光客を魅了しています。

  • ギャラリー・ラファイエット(Galeries Lafayette) 📍マップ
    有名な老舗百貨店で、壮麗なドーム天井や美しいステンドグラスが印象的な建物の中に、数多くの高級ブランドやグルメショップが集まっています。ショッピングを楽しむ観光客でいつも賑わっています。

  • プランタン(Printemps) 📍マップ
    ギャラリー・ラファイエットと並ぶ老舗百貨店で、洗練されたファッションアイテムや高級ブランドを取り揃え、パリジェンヌに愛される一方、観光客にも人気のショッピングスポットとなっています。

  • ロマン主義博物館(Musée de la Vie romantique) 📍マップ
    19世紀のロマン主義時代の芸術家たちのサロンとして栄えた邸宅を改装した美術館で、当時の芸術家たちの作品や生活の様子を展示しています。

  • ギュスターヴ・モロー美術館(Musée Gustave Moreau) 📍マップ
    象徴主義画家ギュスターヴ・モローの生家をモロー自身が美術館に改装した場所で、彼の独特な世界観を描いた作品を多数所蔵しており、神秘的な雰囲気の中で芸術に触れることができます。

10区

サンマルタン運河

10ème arrondissement
区名:ランクロ・サン・ロラン(L’Enclos-Saint-Laurent)
鉄道路線:フランス国鉄🚄、メトロ🚇②③④⑤⑦⑧⑨⑪号線、RER🚆ⒷⒹⒺ線

映画『アメリ』で主人公が水切り遊びをしてい運河が流れる、のんびりとした空気が漂うエリアです。アジア系のリーズナブルなレストランなどが並び、グルメスポットとしても注目されています。

一方、遠距離の鉄道路線がのびる東駅や北駅があり、多国籍な人々が行き交う地域でもあります。その雑多さには軽犯罪などの危険も潜んでいるので、この地域を通る場合は注意が必要です。

実は私Riéは、東駅付近のアパルトマン(集合住宅)にホームステイしていました。ローカル感が強く、日本にはない多文化感が個人的に面白かったのですが、同時になんとも言えない雰囲気(危機感?)もありました。そのため、用がなければあえて来る必要はない場所かなと思います。

[10区の観光スポット]

  • サン・マルタン運河(Canal Saint-Martin) 📍マップ
    10区を南北に流れるサン・マルタン運河は、カフェやブティックが立ち並び、のんびりとした雰囲気の中でパリらしい光景を楽しめる人気の観光スポットです。

  • 北駅(Gare du Nord) 📍マップ
    ヨーロッパ各地への国際列車が発着するパリの主要駅で、ロンドンやブリュッセルへの玄関口としても知られています。

  • 東駅(Gare de l’Est) 📍マップ
    フランス東部やドイツ、ルクセンブルク方面への列車が発着するパリの主要駅で、美しいアール・ヌーヴォー建築が特徴です。

  • レピュブリック広場(Place de la République) 📍マップ
    フランス共和国の象徴であるマリアンヌ像が建つ広場で、政治的・社会的な集会やイベントが頻繁に行われる重要な場所として有名です。

11区〜12区

レピュブリック広場

11ème arrondissement
区名:ポパンクール(Popincourt)
鉄道路線:メトロ🚇①②③⑤⑥⑧⑨⑪号線、RER🚆Ⓐ線

12ème arrondissement
区名:ルイイ(Reuilly)
鉄道路線:フランス国鉄🚄、メトロ🚇①②⑤⑥⑧⑨⑭号線、RER🚆ⒶⒹ線、トラム🚊

パリの11区と12区は、多様な魅力を持つエリアです。

パリ11区は活気あふれる多国籍な地区です。バスティーユ広場とレピュブリック広場に挟まれていて、辺りには多くのレストランやバーがあり、ナイトライフが充実しています。近年は若者やアーティストも多く住み、新しいトレンドの発信地としても注目されています。

12区はフランス革命の象徴的な場所であるバスティーユ広場があり、付近には商店やレストランが集まっています。パリジャンに人気のヴァンセンヌの森もあり、地元の人に混じって過ごしたい人にはうってつけの場所です。また、南仏方面への鉄道路線が乗り入れているリヨン駅があり、なにかと人の往来が多い地域でもあります。

どちらの区も、パリの中心部からは少し離れていますが、地下鉄でアクセスしやすく、観光客だけでなく地元の人々も多く暮らしています。

[11区〜12区の観光スポット]

  • レピュブリック広場(Place de la République) 📍マップ
    フランス共和国の象徴であるマリアンヌ像が建つ広場で、政治的・社会的な集会やイベントが頻繁に行われる重要な場所として有名です。

  • バスティーユ広場(Place de la Bastille) 📍マップ
    フランス革命の発端となった、バスティーユ監獄があった場所です。フランス国民の自由と平等を象徴する広場として、様々なイベントや集会が行われています。

  • オペラ・バスティーユ(Opéra Bastille) 📍マップ
    フランス革命200年を記念して建てられた近代的なオペラハウスです。華麗なオペラやバレエの公演が楽しめる国立会場の一つです。

  • リヨン駅 (Gare de Lyon) 📍マップ
    パリの主要駅の一つで、パリ南東方面への列車が発着する歴史ある駅です。駅内にあるル・トラン・ブルー(Le Train Bleu)はクラシックなフランス料理と優雅な内装が魅力的で、機会があれば訪れてみたいレストランです。

  • ヴァンセンヌの森(Bois de Vincennes) 📍マップ
    パリ東部に広がる大規模な都市公園で、フランス人にとって憩いの場であり、豊かな自然と歴史的な建造物を同時に楽しめる場所です。

13区〜14区

ヴァンヴの蚤の市

13ème arrondissement
区名:ゴブラン(Les Gobelins)
鉄道路線:フランス国鉄🚄、メトロ🚇⑤⑦⑩⑭号線、RER🚆Ⓒ線、トラム🚊

14ème arrondissement
区名:オブセルヴァトワール(L’Observatoire)
鉄道路線:フランス国鉄🚄、メトロ🚇④⑥⑫⑬号線、RER🚆Ⓑ線、トラム🚊

パリの13区と14区はパリの南部に位置していて、多文化的で様々な背景を持つ人々が集まる地域です。

13区は高層住宅やアジア系移民が多く住む、現代的な街並みが特徴です。近代的な建物と、中華街のような多様な文化が混在する独特な雰囲気を持っています。映画『パリ13区』の舞台としても注目され、新しいパリを求める人々が集まる場所となっています。

14区は、かつては多くの芸術家や文豪が住み、カフェ文化が栄えた歴史があります。街としては静かで落ち着いた印象。モンパルナス墓地や地下墓地など歴史的な観光スポットなどもあります。

伝統的なパリのイメージとは異なりますが、歴史的な魅力と現代的な要素が融合した現代のパリを象徴する場所と言えるでしょう。

[13区〜14区の観光スポット]

  • モンパルナス墓地(Cimetière du Montparnasse) 📍マップ
    ジャン・コクトーやセルジュ・ゲンズブール、ジャン=ポール・サルトルなど、多くの芸術家や文豪が眠る、静かで落ち着いた雰囲気の墓地です。

  • モンパルナス駅(Gare Montparnasse) 📍マップ
    14区と15区にまたがって建つフランス国鉄の主要ターミナル駅の一つで、パリ西部やノルマンディー地方へのアクセス拠点となっています。モン・サン・ミッシェル行きのTGVもここから出ています。

  • ヴァンヴの蚤の市(Marché aux puces de la porte de Vanves) 📍マップ
    毎週末に開催され、アンティーク家具や洋服、雑貨など、掘り出し物が見つかる宝探しのような場所です。日本人もよく訪れていて、気軽に行きやすい。

  • カタコンブ(Les Catacombes de Paris) 📍マップ
    18世紀末に過密状態の墓地を移設した単なる地下骨庫です。独特な雰囲気が人気で、ツアーで見学できる歴史的な観光スポットになっています。

  • カルティエ現代美術財団(Fondation Cartier pour l’art contemporain) 📍マップ
    ジャン・ヌーヴェルの設計による特徴的な建物と、革新的な展覧会で世界的に有名な美術館です。アーティストのスポンサーとしても知られています。

15区〜16区

シャイヨー宮

15ème arrondissement
区名:ヴォジラール(Vaugirard)
鉄道路線:フランス国鉄🚄、メトロ🚇④⑥⑧⑩⑫⑬号線、RER🚆Ⓒ線、トラム🚊

16ème arrondissement
区名:パッスィー(Passy)
鉄道路線:メトロ🚇①②⑥⑨⑩導線、RER🚆ⒶⒸ線、トラム🚊

15区はパリで一番広い区で、人口が最も多いとされています。14区と隣接する場所にモンパルナスタワーがある以外これといった観光名所があるわけではなく、落ち着いた住宅街や公園などの庶民的な雰囲気が広がっています。一方ではITやメディア系企業のオフィスビルもあり、パリ経済活動の中核を担っています。

15区からセーヌ川を挟んで北側に16区があります。パリの中でも高級住宅地として有名なエリアで、静かで過ごしやすい雰囲気が魅力です。エッフェル塔やトロカデロ広場に近く、美しい公園や庭園が点在しています。市内でも治安の良いエリアとされています。

[15区〜16区の観光スポット]

  • モンパルナスタワー(Tour Montparnasse) 📍マップ
    パリの街並みを360度のパノラマで見ることができる展望台があり、パリ唯一の超高層ビルです。エッフェル塔や凱旋門など、パリの主要なランドマークを一望できる絶好のスポットです。

  • 自由の女神像(Statue de la Liberté Paris) 📍マップ
    セーヌ川の中洲にある「白鳥の小道」の先端に立っている高さ12mの像で、ニューヨークの自由の女神像の原型となった石膏型を基に作られています。

  • トロカデロ広場(Place du Trocadéro) 📍マップ
    エッフェル塔と対面するセーヌ川沿いの広場で、美しい写真が撮れるスポットとして人気があります。2024年のパリ五輪では自転車レースや陸上競技などの会場としても利用されました。

  • シャイヨー宮(Palais de Chaillot) 📍マップ
    トロカデロ広場に位置し、複数の博物館などが併設されています。1937年のパリ万博のメインパビリオンとして建てられた建物で、エッフェル塔を正面に見る絶景スポットとしても有名です。

  • イヴ・サンローラン美術館(Musée Yves Saint Laurent) 📍マップ
    モードの帝王イヴ・サンローランの生涯と作品をたどる美術館で、彼の創作の場であったアトリエもそのまま保存されています。

  • パリ市立近代美術館(Musée d’Art Moderne de Paris) 📍マップ
    20世紀から21世紀にかけてのフォービズムとキュビズムを中心に、近代美術や現代美術を幅広く展示しています。

  • パリ水族館(Aquarium de Paris) 📍マップ
    エッフェル塔の近くにある水族館で、世界最大級のサメの水槽や、多様な海洋生物を展示しており、家族連れにも人気の観光スポットです。

  • マルモッタン・モネ美術館(Musée Marmottan Monet) 📍マップ
    「印象、日の出」をはじめとするモネの代表作を鑑賞できる美術館です。世界最大級のモネのコレクションを誇ります。

  • ブローニュの森(Bois De Boulogne) 📍マップ
    市内西部に広がる広大な都市公園で、ランニングコースやボート乗り場などがあり、パリ市民の憩いの場として親しまれています。

17区〜20区

サクレ・クール寺院

17ème arrondissement
区名:バティニョル・モンソー(Les Batignolles-Monceau)
鉄道路線:フランス国鉄🚄、メトロ🚇①②③⑥⑬号線、RER🚆ⒶⒸ線、トラム🚊

18ème arrondissement
区名:18区/ビュット・モンマルトル(La Butte-Montmartre)
鉄道路線:メトロ🚇②④⑫⑬号線、トラム🚊

19ème arrondissement
区名:ビュット・ショーモン(Les Buttes-Chaumont)
鉄道路線:メトロ🚇②③⑤⑦⑪号線、トラム🚊

20ème arrondissement
区名:メニルモンタン(Ménilmontant)
鉄道路線:メトロ🚇①②③⑨⑪号線、トラム🚊

パリ17区から20区はパリ市の中心部から北東に位置するエリアで、それぞれ異なる魅力を持つ地域です。

観光で行くとしたら、モンマルトル界隈でしょう。映画『アメリ』の影響もあり、特に女性から人気があります。サクレ・クール寺院やテルトル広場など、地区内にはいくつもの観光名所が点在しています。かつて多くの芸術家が暮らした街として有名で、ノスタルジックな街並みはただ歩くだけでも楽しめます。

モンマルトル以外の場所は、落ち着いた住宅街もあれば、アフリカや中東など国際色豊かな多様な文化が混じり合うところもあります。パリの中でも治安の心配があるエリアも含まれるので、目的がなければ行かない方が良さそうです。

[17区〜20区の観光スポット]

  • モンマルトルの丘(Montmartre) 📍マップ
    テルトル広場や洗濯船など、芸術家やボヘミアンの街として知られる丘陵地帯です。絵画や音楽、カフェ文化が花開き、パリの中でも特にロマンチックな雰囲気を味わえる場所として人気があります。

  • サクレ・クール寺院(Basilique du Sacré-Cœur de Montmartre) 📍マップ
    モンマルトルの丘の上に建つ、白いドームが特徴的なカトリック教会で、フランスの普仏戦争で亡くなった人々を慰霊するために建てられました。

  • ジュテームの壁(Le mur des je t’aime) 📍マップ
    比較的新しい観光スポットで、世界中の言語で「愛しています」を意味する言葉が書かれた壁が設置されています。ロマンチックな雰囲気を味わえると人気があります。

  • ムーラン・ルージュ(Moulin Rouge) 📍マップ
    フレンチカンカンで有名な世界的に有名なキャバレーで、19世紀後半から華やかなショーを上演し続けています。赤い風車が象徴的で、モンマルトルのシンボルでもあります。

  • クリニャンクールの蚤の市(Les Puces de Paris Saint-Ouen) 📍マップ
    地元では「サン・トゥアン」と呼ばれる世界最大級の規模を誇る蚤の市で、毎週末開催されています。アンティーク家具や雑貨、古書など、ありとあらゆる掘り出し物が並ぶ宝庫です。

  • ラ・ヴィレット公園(La Villette) 📍マップ
    現代的なデザインが特徴の広大な公園で、科学産業博物館や音楽ホールなど、様々な文化施設が集まる複合施設です。

  • ビュット=ショーモン公園(Parc des Buttes-Chaumont) 📍マップ
    起伏に富んだ地形と人工の湖や滝が特徴の風光明媚な公園です。市民の憩いの場として子供連れや学生たちに親しまれています。

  • ペール・ラシェーズ墓地(Cimetière du Père-Lachaise) 📍マップ
    ショパンやオスカー・ワイルドなど、多くの著名人が眠る世界的に有名な墓地で、歴史と文化を感じられる静寂な空間です。
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パリの主な観光エリア(地区名)

パリの地域について話すとき、まずはセーヌ川を挟んだ「右岸」と「左岸」の2つに分けられます。セーヌ川は市内を東西にゆったりと蛇行しながら流れています。この川を下流に向かって見る場合の右側が「右岸(北側)」、左側が「左岸(南側)」となります。

観光時に把握しておくと便利なエリアは、下記のとおりです。

[右岸Rive リヴdroiteドロワット]
左岸より面積が広く、エトワール凱旋門やオペラ・ガルニエ、ルーブル美術館など、華やかな観光スポットが集まっています。

  • オペラ地区(Opéra ):2区、9区
    壮麗なオペラ・ガルニエを中心に、高級ホテルやデパートが立ち並び、パリの中でも特に華やかで洗練された雰囲気を持つ地区です。

  • シャンゼリゼ地区(Champs-Elysées):8区
    メインストリートであるシャンゼリゼ通りのある界隈で、高級ブランド店や老舗カフェが軒を連ね、パリの華やかさを象徴しています。クリスマスには屋台が並び、一層賑やかになります。

  • モンマルトル地区(Montmartre):18区
    サクレ・クール寺院やムーラン・ルージュなど、有名な観光スポットが集中し、かつて多くの芸術家が暮らした歴史を持ちます。坂道と石畳の路地が特徴的で、どこか懐かしい雰囲気があります。

  • マレ/バスティーユ地区(Marais / Bastille):3区、4区
    歴史的な建造物と現代的なブティックが混在しています。アートギャラリーやカフェがひしめく、若者から年配者まで幅広い層に人気のおしゃれで活気あふれる地区です。またユダヤ人の居住も多く、ユダヤ教に関連する施設やお店もあります。

  • サン・マルタン運河地区(Canal Saint-Martin):10区、11区
    歴史的な運河沿いにおしゃれなカフェやブティックが立ち並んでいます。のんびりとした雰囲気と活気が共存していて、若者を中心に地元民に人気のエリアです。

  • シテ島/サンルイ島地区(Cité / Saint Louis):1区、4区
    セーヌ川に浮かぶ2つの島で、右岸でも左岸でもない地区。ノートルダム大聖堂やサント・シャペルなど歴史的な建造物が残り、趣があります。パリの原点として知られています。

[左岸Riveリヴ gaucheゴーシュ]
エッフェル塔やオルセー美術館、モンパルナスタワーがあります。大学などの学習機関も多くあり、知的で落ち着いた印象の地域です。

  • サン・ジェルマン・デ・プレ地区(Saint-Germain-des-Prés):6区
    文学や哲学の香り漂う歴史的な教会や伝統的なカフェがあり、知的で洗練された雰囲気を持つ、パリの左岸を代表する地区です。

  • エッフェル塔/アンヴァリッド地区(Tour Eiffel / Invalides):7区
    地区名のとおり、エッフェル塔やアンヴァリッドといった世界的に有名な観光スポットが集まっています。美しい公園もあり、のんびり散策を楽しめます。

  • カルチェ・ラタン地区(Quartier Latin):5区、6区
    ソルボンヌ大学をはじめとする名門大学が集中する学生街で、古くから知的な雰囲気と活気に満ちています。

  • モンパルナス地区(Montparnasse):14区
    かつて多くの画家や作家が集まったカフェが点在する、芸術の拠点として知られています。現在も文化的な魅力あふれる地域です。

こちらのビデオでは、1日でいろいろな観光エリアを周られています。街歩きの参考によかったらご覧ください。

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治安は大丈夫?パリで危ないのはどこ?

パリは美しい街ですが、他の都市と同様に治安の悪いエリアも存在します。

貧困層が多く住む地域では、生活のために犯罪に手を染める人がいる可能性も。またパリは多様な文化が混在することから言語や文化の違いによる摩擦が起こり、治安が悪化することもあります。

[一般的に治安が悪いと言われている場所]

  • 18区、19区、20区:移民が多く住み、貧困層の人が多い地域とされています。特に18区のモンマルトル地区は観光客向けですが、スリやひったくりなどの犯罪が多発しています。サクレ・クール寺院周辺も同様です。
  • 10区、13区:多文化的な地域のため、夜間は特に注意が必要です。
  • 北駅、東駅周辺:主要なターミナル駅なので場合によっては避けられませんが、周辺には治安の悪い地域が多く、昼夜関係なく注意が必要です。

[防犯対策]

  • 暗い路地や閑散とした場所は避け、人通りのあるところを歩きましょう。ただし、地下鉄や観光スポットなどの人混みにはスリが潜んでいる可能性もあるので、不審な動きをする人に注意が必要です。
  • カバンを持つ時は前に抱えるようにし、財布や携帯電話などの貴重品はすぐに取り出せない奥の方にしまいましょう。飲食店では置き引きに要注意です。
  • なにか不安なことがある場合は、現地の人(宿泊施設のスタッフなど)や警察に相談しましょう。

特に夕方以降は出歩かない方がいいエリアもあるため、ホテル探しをする時は、なるべく交通の便が良い1ケタの区を選ぶようにしましょう。日本人観光客はスリやひったくりなど犯罪のターゲットになりやすいので、常に周りに注意するのが懸命です。

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パリ市内で宿泊におすすめの区・エリア

パリでは、比較的治安が良く宿泊に適しているとされる区がいくつかあります。これからホテル探しをする人は、下記を参考にしてみてくださいね。

1区、2区ルーヴル地区、オペラ地区
パリの中心部に位置し、高級ブランド店や百貨店、ルーヴル美術館やオペラ座などがあり、華やかな雰囲気を楽しめます。観光スポットへのアクセスも良く、利便性が高いのがこの界隈の特徴です。高級ホテルが多く、滞在費は高めですが、贅沢な時間を過ごせます。

3区、4区マレ地区
おしゃれなカフェやブティックが多く、歴史的な建物が立ち並ぶエリアです。夜も比較的安全で、観光客に人気です。

6区サン・ジェルマン・デ・プレ地区
高級住宅地で治安が良く、文学や芸術の香りが漂う知的で洗練された雰囲気があります。学生街としても知られており、活気ある雰囲気も魅力です。

7区エッフェル塔周辺
エッフェル塔やシャン・ド・マルス公園、アンヴァリッドがあり、観光客に人気のエリアです。落ち着いた雰囲気で治安が良く、閑静な住宅地でもあります。

これらのエリアは観光客が多いため、夜間でも人通りがあり、比較的安心して滞在できると言われています。しかし日本とは環境が大きく異なるので、スリや詐欺などの軽犯罪には常に注意が必要です。

ホテル選びには、こちらの記事も合わせてご参照ください。

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まとめ

パリは東京の半分以下ほどの小さい街ですが、典型的な観光名所やショッピングスポット、ローカルなエリアなど、場所によって個性がさまざまです。ぜひ街を散策して、それぞれの雰囲気を楽しんでみてくださいね。

素敵なパリ観光になることを願っています!

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詳しくは「【海外旅行最強クレカ!】エポスカードがフランス観光におすすめな理由」の記事をご覧ください。

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