当ブログの運営者Rié（りえ）です。
気がついたらフランス・パリに魅了されて20年以上になります。
これまでにもいろいろ好きなことや趣味はあったけど、こんなに長い間ハマっているものは他にないかもしれません。
こちらのページはプロフィールということで、学生時代のことや、フランス・パリに興味を持つようになったキッカケなどを紹介させてもらえたらと思います。
パリとは無縁の子供時代〜就職
大阪生まれ、大阪育ち。習い事は習字とピアノ、絵を描くことと音楽が好きというごくごく普通の子供時代を過ごしました。
中学・高校のときはブラスバンドに所属し、毎日部活動に明け暮れていました。海外との接点はなく、フランス語どころか学校の英語も全く得意ではありませんでした。
テレビ番組「ファッション通信」を観るのも好きで「フランス・パリは芸術やファッションの中心地なんだぁ」という漠然としたイメージを持つようになりましたが、自分には縁のないところだと思っていました。
東南アジアが好きだった大学時代
「パリ？なんかみんな好きだよねぇ？」なんて思っていた大学生時代の私。第二外国語の授業にフランス語もあったけど、もちろん選択していません。この頃はまだ、フランスに興味を持っていませんでした。
旅行といえばもっぱらアジア圏へ行っていました。初めての海外旅行は19歳のとき。遺跡や寺院を自分の目で見てみたくて、パッケージツアーでタイ・バンコクを訪れました。その後はベトナム、ミャンマー、カンボジア、中国へ渡航しました。
1回目の就職
大学卒業後は憧れのあったアパレル業界に就職。雑誌などでコレクション情報を見るうちに「ファッションといえばやっぱりフランスだよね〜」という印象が強くなります。
ついでにちょっとフランス語に興味を持ち始めました。「英語ができる人はいるけど、フランス語できる人は周りにいないしな」なんていう気持ちと、フランス語の音は耳障りがよく魅力的に感じたからです。
しかし、とりあえず学習用のテキストを買ってみたものの「男性名詞？女性名詞？発音の仕方意味わからんし！は？？」という具合で、勉強は最初の数ページ止まりでした。そして購入したテキストは、本棚で数年間眠り続けることになります。
服飾専門学校時代
きちんとファッションの勉強をしたいという気持ちに駆られ、退職して服飾専門学校に通い始めます。デザインやテクニック、歴史などを学ぶにつれ、フランスへの関心は徐々に高まっていきます。また、フランスの映画や音楽にも惹かれていきました。
再びフランス語を学んでみる気になり、カリキュラム外で開講されていたフランス語レッスンに申込みをしました。しかしながらやっぱり難解で、またもや挫折してしまいます。
実は服飾専門学校卒業後、フランス修行に出ようかと思ったことがありました。なんの根拠もない「なんとかなるか精神」だったのですが、やっぱりフランスで生活する自分の姿がイメージできず、実行することはありませんでした。
2回目の就職、そして…
ファッションも好きだけど、音楽もめちゃくちゃ好きだった20代。結局専門学校卒業後は、音楽業界へ転職しました。業務内容は事務がメインでしたが、好きなアーティストや音楽に関わることができる仕事はとても刺激的でした。
しかし私にはまだやってみたいことがありました。それは「自分のカフェを持ちたい」という夢です。これまで通ってきたファッションや音楽の要素も盛り込んだ、楽しい空間を作りたいというものでした。
フランス・パリとわたし
レコード会社退職後は、ブライダル系の会社と飲食店のアルバイトを掛け持ちする日々に入ります。
カフェ開業の資金を貯めながら、友人に紹介してもらったパティシエールさんのお菓子作りのレッスンにも通い始めました。
パリへの第一歩
お菓子作りのレッスンをしてくれた先生は日本人ですが、フランス・リヨンでパティシエールの修行をした経験をお持ちでした。彼女から聞くフランス菓子や現地生活などについてのお話はとても興味深く、私にとって良いカルチャーショックになりました。
そんなお話を聞いていると「行ってみたいなぁ」と思ってしまう単純思考の私。将来、自分のカフェで美味しいお菓子を提供したい、素敵な空間を作りたいという想いもあったので「ここらで本場を見てみよう」と自然と思うようになっていきました。
「現地に行くならば、フランス語が少しでも分かった方が良いだろう」ということで、ネイティブの先生を探し、これまで断念していたフランス語学習を再開します。
いざ、パリへ
幸運にもパリ出身のフランス語ネイティブの先生に出会い、近所のカフェで週一回のマンツーマン・レッスンをしていただけることになりました。独学だと困難だった勉強も、優しく丁寧な先生のおかげでちょっとだけ前進することができました。
レッスンを半年ほど受けた頃、語学留学という名目でいよいよ渡仏します。これまでほぼアジア圏しか行ったことがありませんでしたが、いきなりパリに3ヶ月滞在しました。
初めて降り立つヨーロッパ、初めて見るパリ。何もかもが想像を超えていて、めちゃくちゃ圧倒されました。
目に入るすべてが絵になるし、食べ物は美味しいし、個人個人が自己を大切にし、そして他の人のことも尊重しているように感じました。コンビニがないとか、ストやデモが多いとか、不便なこともいろいろあったけど、それも含めて愛しいフランスかなと思っています。
たった3ヶ月という短い期間ではありましたが、毎日電車に乗って通学し、ホームステイでフランスの生活や文化を体験できたことは、私の人生にとってかけがえのない財産になりました。
「パリ」がテーマのカフェを開業
パリから帰国して1年ほど過ぎた頃、自分のカフェを持つという夢を実現させました。留学がきっかけでフランスにハマってしまった私のカフェは「パリに住む女の子の部屋」がテーマでした。
フランスのママンが作るようなケーキやキッシュをメニューに載せ、パリから持ち帰った雑貨を置き、フランスに関する映画や本、音楽に囲まれた店内でお客様をおもてなししました。
お店を開業後も、パリの空気を感じるために年に1〜2回は旅行に行っていました。
その後5年ほどでカフェは閉業しましたが、お店を通して多くの人にフランス・パリに触れてもらえたり、新しい出会いがあったりしたことは、とても貴重な経験になりました。
「ぶらぶらパリBlog」について
ここ数年は世界的なコロナウイルスのパンデミックがあり、自由に海外渡航できませんでした。しかし現在は複雑だった申請なども撤廃され、ほぼパンデミック前の状態に戻っています。フランス・パリを訪れる人も、またどんどんと増えていくことでしょう。
このブログはフランスやパリの観光情報を中心に綴っています。フランス旅行を考えている人、フランスやパリについて知りたい人のお役に立てたら幸いです。フランスやパリ好き、旅好きな人と繋がるキッカケにもなるといいなぁと思っています。
私はかつてパリに留学したこと、度々旅行で訪れたことで、これまでよりも視野が広がりました。大げさかもしれませんが、人生の楽しみが増えたとも感じています。ブログを通してフランスやパリに触れることが、読んでくださる方の人生のちょっとしたスパイスになったらとても嬉しいです。
フランス旅行・パリ観光に行くとき、3枚くらいはクレジットカードを用意しておきたいところ。
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