ノスタルジックでかわいい町並みの観光地「モンマルトル」ですが、どのような場所か知っていますか?
- モンマルトルってどんなところ?
- モンマルトルには何があるの?
- モンマルトルへの行き方は?
こういった疑問を持っている人のために、本記事ではパリ旅行でも人気のモンマルトルについて解説します。
映画『アメリ』の舞台にもなったモンマルトル地区の歴史や観光スポット、アクセス方法や口コミ情報の紹介もしていますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
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パリ留学やフランスを含む多くの海外渡航経験をもとに、フランス旅行を楽しむためのヒントをお届けします。皆さんの旅の参考や、人生がさらに楽しくなるきっかけになれば嬉しいです!
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モンマルトルの歴史
パリで一番高い丘になっているモンマルトルの歴史はローマ時代に遡ります。中世にはワイナリーとして知られ、ワインの生産が盛んだったといいます。しかし都市化が進むにつれて、ワイン産業は衰退してしまいます。
19世紀後半は多くの芸術家たちがこのエリアで生活するようになります。当時のモンマルトルはアーティストの中心地で、新しい芸術活動の拠点になっていました。日本でも有名なピカソやモネ、ロートレックらもモンマルトルで暮らし、創作活動を行っています。
19世紀末には丘の頂上にサクレ・クール寺院が建設されます。白い大理石でできた外観が特徴的なため「白亜の教会」と呼ばれ、内部には美しいモザイク画や彫刻があります。
現在も通りには小さなアートギャラリーやショップ、風情のあるレストランが軒を連ね、歩いているだけでアートと歴史を感じることができます。モンマルトルの町はその美しい景観と芸術的な雰囲気から、観光客やアーティストたちに愛されるエリアとなっています。
モンマルトル観光の所要時間・見どころ
モンマルトルはひとつのエリアなので、目的地はどこか、どのように周るかで観光の所要時間が異なってきます。
丘の上から景色を眺めたり、サクレ・クール寺院やテルトル広場を少し見学するくらいであれば1時間以内、路地を散策したり他の観光スポットも訪れたい場合は3時間〜半日くらい時間があると良さそうです。
こちらのビデオは2018年に撮影されたようですが、素敵な町の雰囲気は変わらず今も続いています。
モンマルトルは見どころが点在しています。見どころは丘の上に建つサクレ・クール寺院やそこから見渡すパリの景色、そして多くの芸術家たちが集まり暮らした町全体のノスタルジック感漂う雰囲気です。かつての余韻が残る町並みを楽しみましょう。
モンマルトル観光はツアーがおすすめ
パリ市内でも人気の高いモンマルトルの観光は、ガイドツアーがおすすめです!
モンマルトルは路地が入り組んでいるところもあり、なかなか目当ての場所に辿りつけない…なんてことも。限られた時間の中で観光するには、現地に詳しい専門のガイドさんに案内してもらうのがベストです。迷子になることもありませんし、街の歴史や背景など興味深いお話も聞かせてもらえるので散策の楽しみが増えますよ。
またショッピングなどで現地の人とコミュニケーションが必要な場面では、フランス語の話せるガイドさんが手助けしてくれるので安心です。モンマルトル観光を満喫するために、ぜひ現地のガイドツアーもお試しくださいね!
モンマルトルのおすすめ観光スポット【8選+α】
多くの芸術家たちが暮らした風情あるエリア「モンマルトル」には、ぜひ巡っておきたい観光スポットがいくつもあります。
ここでは8つの定番スポットと、+αとしてオマケの7つを紹介します。町の雰囲気を楽しみながら、散策を楽しんでみてくださいね。
モンマルトルの丘
モンマルトルの丘は標高が130メートルあります。パリの中でももっとも高い場所になっていて、街全体を広く見渡すことができるスポットとして、観光客や地元の人からも人気があります。
頂上にはパリのシンボルのひとつでもあるサクレ・クール寺院が堂々と建っていて、天気の良い日には青空との美しいコントラストを望めます。
モンマルトルの丘
Butte Montmartre
所在地:Montmartre, 75018 Paris 📍マップ
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サクレ・クール寺院
パリの象徴のひとつとしても有名なサクレ・クール寺院は、モンマルトルの丘の頂上に建っています。普仏戦争や内乱の犠牲で亡くなった兵士や市民を追悼するために建設されました。
サクレ・クールとは「聖なる御心」という意味を持ち、寺院が完成したのは1914年。有名なノートルダム寺院(竣工1345年)と比べると意外と新しいですが、白亜でエキゾチックな美しい姿は多くの人を魅了しています。
入口に設置されているルイ9世(左)とジャンヌ・ダルク(右)のブロンズの騎馬像も見ごたえがあります。また寺院内は美しいモザイク画やステンドグラスで装飾されています。
サクレ・クール寺院
Basilique du Sacré-Cœur
営業時間:6:30〜22:30、定休日なし
料金:無料(ドーム見学は6€)
電話番号:01 53 41 89 00
所在地:35 Rue du Chevalier de La Barre, 75018 Paris 📍マップ
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テルトル広場
所狭しとキャンバスを並べ、似顔絵画家たちが腕をふるっている広場の風景はパリの風物詩です。
周囲にはレストランやカフェも多いので、いつも賑やかで楽しい雰囲気が溢れています。
似顔絵を描いてもらう場合は、はじめにきちんと値段交渉してからにしましょう。観光客相手に強引な客引きをする人もいるので、くれぐれも注意してください。
テルトル広場
Place du Tertre
所在地:Place du Tertre, 75018 Paris 📍マップ
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ジュテームの壁
ジュテーム(Je t’aime)とはフランス語で「愛しています」という意味です。世界各国の311の言葉で「愛しています」と綴られているそうで、もちろん日本語でもしっかり縦書きで記されていますよ。
幅10メートル、高さ4メートルのこの壁が完成したのは2000年と、パリの中でも比較的新しい場所ですがすっかり人気の観光スポットとなっています。
ジュテームの壁
Le mur des je t’aime
営業時間:8:00〜(週末と祝日は9:00〜)、定休日なし
※閉場時間は時期で異なるので公式サイトでご確認ください
料金:無料
電話番号:01 53 41 18 18
所在地:Square Jehan Rictus, 14 Place des Abbesses, 75018 Paris 📍マップ
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壁抜け男の像
歩く方向によっては気付かず通り過ぎてしまいそうな、隠れた名スポットです。
フランスの作家マルセル・エイメが執筆した『壁抜け男』がモチーフのモニュメントに出会えます。日本でも劇団四季が公演していたので、ミュージカル好きな方にはおなじみかもしれません。
「どんな壁でもすり抜けることができる男」がそのまま表現されています。
壁抜け男
Le Passe-Muraille
所在地:Place Marcel Aymé, 75018 Paris 📍マップ
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アトリエ洗濯船
20世紀初め頃にモディリアーニやピカソ、ゴーギャン、ルソーなど多くの芸術家が暮らした木造のアトリエ付き安アパート。当時、セーヌ川に多くあったクリーニング屋(洗濯船)のように歩くと床が揺れることから「アトリエ洗濯船」と呼ばれるようになったといいます。
不運なことに1970年に火災があり、洗濯船の建物は多くを消失してしまいました。1978年に修復され現在はアトリエが入っていますが、観光で見ることができるのは外観の扉やショーウィンドウのみです。この部分はフランスの歴史的建造物に指定されています。
アトリエ洗濯船
Le Bateau-Lavoir
所在地:13 Rue Ravignan, 75018 Paris 📍マップ
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モンマルトル博物館
かつてルノワールなどの芸術家が暮らしていた家が改装され、現在は博物館として一般公開されています。モンマルトルにまつわる数々の芸術作品が所蔵されているので、当時のパリ文化に興味のある人におすすめです。
ロートレックの『キャバレー』のポスターや再現されたユトリロの部屋、当時の酒場の復元など、さまざまな展示品からモンマルトルに触れてみましょう。
モンマルトル博物館
Musée de Montmartre
営業時間:10:00〜18:00、定休日なし
料金:15€(18歳〜25歳は10€、10歳〜17歳は8€、10歳以下は無料)
電話番号:01 49 25 89 39
所在地:12 Rue Cortot, 75018 Paris 📍マップ
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ダリダ像
小さな広場に建つ美しいブロンズ像は、フランスをはじめ世界的にも人気の高かった歌手で女優のダリダです。彼女はモンマルトルを愛していて、1987年に54歳で自死するまでこの町に暮らし、現在はモンマルトル墓地に埋葬されています。
像の胸に触れると幸運が訪れるというジンクスがあり、多くのファンや観光客が長年触れてきたことで黄金に輝く胸になりました。
ダリダ像
Buste de Dalida
所在地:Place Dalida, 75018 Paris 📍マップ
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他にもいろいろ名所あり
かつて多くの芸術家が暮らした風情ある町だけあって、その名残をいろんな場所で見つけられます。
ここで紹介する7つのスポットは、観光客の誰もが訪れるという場所ではありません。しかしモンマルトルの歴史に触れる機会になるので、時間に余裕があったら足を運んでみてはいかがでしょうか。
➊ブドウ畑(Vigne de Montmartre)
パリ市内に唯一現存するブドウ畑で、ここで作られたワインは希少価値がつく
➋モンマルトル墓地(Cimetière de Montmartre)
モンマルトルの西側にあり、フランスを代表する多くの著名人が眠っている
➌エスパス・ダリ・モンマルトル(Espace Dalí à Montmartre)
シュルレアリスムの巨匠サルヴァドール・ダリの作品300点以上を展示
➍ロマン派美術館(Musée de la Vie Romantique)
この館に通っていたショパンやリスト、ドラクロワらの作品が展示されている
➎ゴッホのアパート(Maison de Vincent Van Gogh)
1886年からの2年間、弟の住むこの家にゴッホは居候していた
➏エリック・サティの家(Maison d’ Erik Satie)
独特な世界観を放つ「音楽界の異端児」と称されたエリック・サティの家
➐ベルリオーズの家(Maison de Berloiz)
ロマン派の傑作『幻想交響曲』の作曲家ルイ・エクトル・ベルリオーズの家
モンマルトルのおすすめカフェ&レストラン【6選】
下町っぽい雰囲気溢れるエリアには、多くの芸術家たちに愛されたキャバレーや、映画の舞台になったカフェが点在しています。
ひとつひとつの体験が素敵な旅の思い出になること間違いなし!の、おすすめカフェ&レストランをここでは6つ紹介します。それぞれ外観もフォトジェニックなので、パリらしい雰囲気のある旅写真を撮りたい人にもおすすめです。
ムーラン・ルージュ
モンマルトルの麓にある、きらびやかな赤い風車が目印。1889年創業で世界最古のキャバレーとも言われてます。
画家のロートレックが愛した華やかなパリの文化が凝縮されていて、名物のフレンチ・カンカンは現代でも多くの人びとを魅了し続けています。訪問する場合はあらかじめ予約をしておきましょう。
ムーラン・ルージュ
Le Moulin Rouge
営業時間:ディナーショー … 19:00〜、ドリンクショー … 21:00〜、23:00〜、定休日なし
電話番号:01 53 09 82 82
所在地:82 Boulevard de Clichy, 75018 Paris 📍マップ
≫公式サイトはこちら
ムーラン・ド・ラ・ギャレット
ルノワールやロートレックなど、数々の名画の舞台となった場所。19世紀末はとても人気の高い伝説のダンスホールでしたが、現在はレストランになっています。
丘の上には17世紀に造られた風車が残っていて情緒ある風景も楽しめます。
訪問する場合はあらかじめ予約をしておきましょう。
ムーラン・ド・ラ・ギャレット
Moulin De La Galette
営業時間:8:00〜2:00、定休日なし
電話番号:01 46 06 84 77
所在地:83 Rue Lepic, 75018 Paris 📍マップ
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カフェ・デ・ドゥ・ムーラン
日本でも大ヒットした映画『アメリ』の主人公が働いていたカフェがここです。店内のいたるところにアメリのポスターなどが飾られていて、映画好きにはたまらない空間になっています。
看板メニューのクレームブリュレは今も変わらず人気スイーツなので、訪れた際はぜひ食べてみてくださいね。
有名店ですがフラッと立ち寄っても案外入れることが多いので、気軽に訪れてみてください。
カフェ・デ・ドゥ・ムーラン
Café des Deux Moulins
営業時間:7:00〜2:00(土曜、日曜のみ9:00〜)、定休日なし
電話番号:01 42 54 90 50
所在地:15 Rue Lepic, 75018 Paris 📍マップ
≫公式サイトはこちら
メゾン・ローズ
ピンクの壁とグリーンの扉や窓が印象的で、モンマルトルの中でもダントツにかわいいカフェ・レストランです。店内もこじんまりとしていて、質素でかわいい雰囲気があります。
こちらのお店では、シンプルながらもきちんとした食事を味わうことができます。カフェ利用の場合は予約なしでもOKですが、ランチ、ブランチ、ディナーは予約必須なのでご注意くださいね。
メゾン・ローズ
La Maison Rose
営業時間:ランチ 12:00〜14:30(週末ブランチ 11:30〜14:30)、ティータイム 15:00〜17:30、ディナー 18:00〜21:45、休業日は公式サイトで要確認
電話番号:01 42 64 49 62
所在地:2 Rue de L’Abreuvoir, 75018 Paris 📍マップ
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オ・ラパン・アジル
売れない芸術家たちがモンマルトルで生活していた時代、庶民的な居酒屋だったラパン・アジルは彼らのたまり場になっていたそうで、ゴッホやルノワール、ピカソやモディリアーニ、ユトリロらも通っていたといいます。
現在もシャンソン酒場(シャンソニエ)として営業しているので、ローカルの雰囲気を体験したい人は訪れてみてはいかがでしょうか。
訪問する場合はあらかじめ予約をしておきましょう。
オ・ラパン・アジル
Au Lapin Agile
営業時間:21:00〜翌1:00、月・水・日曜休業
電話番号:01 46 06 85 87
所在地:22 Rue des Saules, 75018 Paris 📍マップ
≫公式サイトはこちら
ル・コンシュラ
ル・コンシュラは、モンマルトルの中でも歴史のあるカフェです。モネ、セザンヌ、ピカソ、ルノワール、ゴッホなど、かつてモンマルトルで生活していた絵画の巨匠たちがこぞって通った店として有名です。
とても人気があるので、入店するには待つ覚悟が必要かもしれません。しかしパリにしてはリーズナブルな料金設定なので、タイミングが合えばぜひ立ち寄ってみてくださいね。
ル・コンシュラ
Le Consulat
営業時間:12:00〜19:00(週末は〜22:30)、定休日なし
電話番号:01 46 06 50 63
所在地:18 Rue Norvins, 75018 Paris 📍マップ
≫公式FBはこちら
老舗カフェに興味のある方は「パリ観光で訪れたい!おすすめの老舗カフェ&サロン・ド・テ【10選】」の記事を読んでみてくださいね。
モンマルトル観光の口コミや評判
モンマルトルは人気の観光スポットだけあって、たくさんの口コミやレビューが集まっています。
ここではその一部を紹介しますので、観光の参考にしてくださいね。
映画「アメリ」の舞台にもなったモンマルトル。下町情緒溢れるモンマルトルには、とっても美味しいパン屋さんやフォトジェニックな写真スポットがたくさん。坂道や階段、細い路地が多く独特の雰囲気を味わう事ができて、マップを見ないで散歩したくなる街です!
Googleレビュー
印象派の画家たちが集ったモンマルトル。サクレクール大聖堂を中心に細い路地やカフェ、画家たちが住んだ住宅、こぢんまりした広場が点在しています。特にユトリロはモンマルトルの雰囲気を忠実に描いていると思います。パリのなかでも静かで、すこし薄暗い印象がありますが、芸術が好きな方にはたまらない場所だと思います。この丘から眺めるパリの街が最高に大好きです!
※スリや悪徳商法の土産物屋がいるのでそれだけは要注意!
Tripadvisor
サクレ・クール聖堂に行くときに徒歩で廻りました。
丘だけあって坂や階段が多いエリアですが、景色が素敵なので眺めながら歩いていると苦になりません。
Tripadvisor
モンマルトルのサクレ・クール寺院へはメトロの駅から路地を通って階段を登りましょう。途中の広いテラスからは雰囲気あるパリの街が目の前に広がります。ステキですよ。
Googleレビュー
私はモンマルトルが大好きです。美しくて居心地の良いカフェがたくさんあり、アーティストや絵画がたくさんあります。私はよくモンマルトルを散歩するのが好きです。パリに来たら、ぜひモンマルトルを訪れてください。
Googleレビュー
モンマルトルへのアクセス
モンマルトルはパリの北側に位置する小高い丘にあります。
麓から散策しながら観光するのが一般的ですが、モンマルトルならではの乗り物がいくつかあるのでここで紹介します。
モンマルトル
Montmartre
所在地:Montmartre, 75018 Paris
メトロで行く
モンマルトルへ行くためのメトロ(地下鉄)の最寄り駅はいくつもあります。
どのルートを歩くかにもよりますが、⑫号線のAbbesses駅もしくは②号線のAnvers駅から行く人が多いでしょう。駅から10分ほど歩くとサクレ・クール寺院付近に到着します。
Abbesses駅とAnvers駅を含む周辺のメトロ(地下鉄)駅は下記の通りです。いずれの駅を利用しても、丘に向かって階段や坂を登っていくことになります。
❶Abbesses駅(12号線)
❷Pigalle駅(2・12号線)
❸Blanche駅(2号線)
❹Anvers駅(2号線)
❺Barbès Rochechouart駅(2・4号線)
➏Château Rouge駅(4号線)
➐Lamarck–Caulaincourt駅(12号線)
フュニキュレール(ケーブルカー)に乗る
フュニキュレール(Funiculaire)とはモンマルトル専用のケーブルカーで、2分ほどで麓から丘の上にあるサクレ・クール寺院のすぐ近くまで連れて行ってくれます。メトロ(地下鉄)やバスと同じチケットで乗車可能です。
メトロ(地下鉄)のAbbesses駅もしくはAnvers駅から5分ほど歩いたところに麓の乗り場(Funiculaire Gare Basse)があるので、なるべく階段や上り坂を避けたいという人は利用してみましょう。
麓の乗り場は、下の地図で位置を確認してください。
プチ・トラン、モンマルトランに乗る
小道の多いモンマルトルを効率的に周りたい人におすすめの観光用ミニバスです。小さい機関車がモチーフになっています。
30分〜40分ほどで名所をざっくり周遊できるので、モンマルトルの雰囲気や観光スポットの位置を把握するのに良いでしょう。1時間に1本〜2本の運行なので、早めに乗車した場合は「出発までお待ちください」といわれるかもしれません。
それぞれルートはほとんど同じですが、乗り場が異なります。詳しくは各公式サイトを確認してください。
プチ・トラン
Petit Train
営業時間:10:00〜18:00
料金:一般 10€(往復)、12歳未満 5€(往復)Web予約可
乗り場:麓はブランシュ広場(Place Blanche)、頂上はテルトル広場(Place du Tertre)
≫公式サイトはこちら
モンマルトラン
Montmartrain
営業時間:10:00〜18:00
料金:一般 10€(往復)、11歳未満 5€(往復)Web予約可
乗り場:麓はピガール広場(Place Pigalle)、頂上はサクレ・クール寺院(Basilique du Sacré-Cœur)
≫公式サイトはこちら
バスに乗る
モンマルトルにはバスが走っていて、40番に乗ると町の中をいろいろと巡ることができます。観光バスのように周遊として乗り、気になるところで気ままに下車する、なんていう使い方も楽しいでしょう。
その他のパリの交通について詳しく知りたい方は「【パリの交通】観光に便利なメトロ(地下鉄)・バスなど|フランス旅行」を読んでみてくださいね。
モンマルトル観光の注意点
パリの中でも独特の雰囲気が溢れるモンマルトル。安全に観光するために、特に下記のことに注意しましょう。
治安が悪い場所がある
モンマルトルのあるエリアは、あまり治安が良くないと言われています。
丘の上あたりは高級住宅が集まっているのでそこまで心配は要りませんが、ブランシュ(Blanche)駅からピガール(Pigalle)駅にかけてのクリシー大通り(Boulevard de Clichy)界隈は、バーやアダルトグッズ店が並ぶパリでも有名な歓楽街で治安は悪くなっています。
遅い時間帯に一人や女性だけで歩くのは控えた方が良いでしょう。
スリには常に気をつけて
残念ながらスリはどこにでもいます。観光客に紛れてこちらを狙ってきます。
バッグは常に視界に入る位置で持ち、財布や貴重品をポケットに入れないようにしましょう。また写真撮影やおしゃべりに夢中になりすぎないなど、周りにも常に注意を。
スマートフォン(特にiPhone)は狙われやすいので、ひったくりにも気をつけてください。
ミサンガ売りにも注意
何も言っていないのに勝手に腕にミサンガを結んできて料金を請求する犯罪です。腕に着けられるとアウトなので、その前に阻止しましょう。
「Non」と強く言って拒否の態度を示すか、無視して通り過ぎるなど相手にしないのが良いでしょう。
日本では聞いたこともない種類の犯罪なので驚きますが、モンマルトル界隈では結構有名なので十分に注意しましょう。
坂道でも疲れにくい格好で
初めてモンマルトルに行くと大体の人はびっくりしますが、めちゃくちゃ階段を上ります。丘になっているので坂も多く、ほとんどの道は石畳になっています。
街の雰囲気に合わせたおしゃれなファッションは素敵なのですが、ヒールのある靴は確実に歩きにくく疲れてしまうので、動きやすい服装にフラットシューズやスニーカーで散策することをおすすめします。
【海外旅行保険に加入を!】
病気や怪我、盗難などに遭遇した場合、あると心強いのが海外旅行保険です。義務ではありませんが、もしもの事態に備えての加入が推奨されています。
クレジットカードに保険が付帯しているものもあるので「わざわざ旅行のために保険の手続きは面倒だな…」という人は、エポスカード(VISAブランドで入会金・年会費無料!)の申込みをおすすめします。
詳しくは「【海外旅行最強クレカ!】エポスカードがフランス観光におすすめな理由」の記事をご覧ください。