たくさん観光して、いろいろお土産も買ったら、いよいよ日本帰国も目前ですね。忘れ物がないように気をつけて、荷物の用意が終わったら、ホテルをチェックアウトして空港へ向かいましょう。
この記事では、パリ市内からCDG空港までのアクセス方法や、前泊に利用したい空港周辺のホテル情報、フランス出国から日本帰国の流れを紹介しています。
ぜひ最後まで読んで、参考にしてくださいね。
フランス入国についてや、空港からパリ市内までのアクセス方法はこちらの記事をご覧ください。
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パリ市内からCDG空港への行き方
パリ市内からシャルルドゴール空港(CDG空港)までの移動手段はいくつかあります。以下に代表的なものを紹介しますので、ご自身にあった方法を選ぶ参考にしてみてくださいね。
大荷物でもラクラク!おすすめは送迎サービス
パリからCDG空港までの一番おすすめの移動手段は、送迎サービスです。お土産がいっぱい入った重いスーツケースを持っての移動は大変ですし、複数人でワリカンにすれば料金もリーズナブルになります。
現地のタクシーや配車サービスを利用するという方法もありますが、言葉の不安があったり、予約のタイミングが合わなかったりする可能性があります。
しかし、チャーター車であれば日本出発前からWeb予約が可能です。あらかじめ手配しておくと帰国当日に慌てることはありません。また、エージェントを通しての予約だからかドライバーさんも親切な方が多く、安心して快適に乗車できますよ。
所要時間:出発地による
料金:¥3,310〜
※その日のレートによって価格変動します
その他の行き方【5選】
パリ市内からCDG空港までの移動手段は他にも選択肢があります。メジャーな空港直結シャトルバスや最安値の路線バスなど、ご都合によって検討してみてくださいね。
空港シャトルバス[ロワシーバス]
ロワシーバス(RoissyBus)は、パリ市交通公団RATPが運営するシャトルバスサービスです。パリ中心部のオペラ座からCDG空港まで運行していて、どこも経由することなく直通です。オペラ座界隈に宿泊している人に便利な移動方法です。
オペラ座界隈に宿泊している人、費用を抑えたい人に◎
所要時間:約60分〜75分
料金:16,60€
運行時間:[始発]5:15 [最終]0:30
運行間隔:15分〜30分
チケット購入:バス運転手、自動券売機
乗り場:スクリーブ通りとオーベール通りの角(13-15 Rue Scribe, 75009 Paris)📍マップ
メリット:料金がリーズナブル、オペラ座界隈に宿泊しているなら便利
デメリット:渋滞リスク、空調などバスの設備が整っていない可能性がある
≫路線図はこちら
≫公式サイト
高速近郊鉄道[RER – B線]
RERのB線はパリ市内と郊外を結ぶ高速鉄道の一種で、パリの中心部と空港を直接結ぶ便利な交通手段です。パリ市内の複数の駅から乗ることができ、空港ターミナルへのアクセスが非常にスムーズです。
海外の電車に慣れている人、荷物が少ない人に◎
所要時間:約30分〜40分
料金:11,80€
運行時間:[北駅始発]4:53 [北駅最終]0:15
運行間隔:10分〜20分間隔
チケット購入:チケットオフィス、自動券売機
乗り場:パリ北駅(Gare du Nord)、シャトレ-レ・アル駅(Chatelet-Les Halles)、サン・ミッシェル・ノートルダム駅(Saint-Michel-Notre-Dame)、リュクサンブール駅(Luxembourg)、ポール・ロワイヤル駅(Port Royal)、ダンフェール・ロシュロー駅(Denfert Rochereau)、シテ・ユニヴェルシテール駅(Cité universitaire)
メリット:料金が安め、時間が読みやすい、速い
デメリット:荷物を運ぶのが大変、治安が悪め、ラッシュ時は乗車しにくい
≫路線図はこちら
≫時刻確認はこちら
タクシー
プライベート感があって、楽に移動できるのがタクシーの利用です。パリのホテルから空港のターミナルまでドアtoドアなので、荷物が多い場合や小さなお子様連れの場合でも便利です。
ドライバーとのコミュニケーションが苦ではない人なら◎
所要時間:約40分〜50分(交通状況や出発地による)
料金:パリ右岸56€、パリ左岸65€
※市内からは固定料金制ですが、5人以降1人追加ごとに4.5€追加料金が発生します。
※ホテルのフロントなどでタクシーを予約する場合、追加で4€〜7€支払う必要があります。
メリット:早朝や深夜でも利用可能、荷物や人数が多くても楽ちん
デメリット:料金は高め、渋滞リスク、ぼったくりに注意が必要
【違法タクシーに注意!】
タクシーを利用する際は、正規のタクシーに乗りましょう。無許可タクシー(白タク)に乗ってしまうと、ぼったくりやトラブルに巻き込まれる可能性があります。空港内で客引きをしている人は白タクのドライバーの場合が多いので、絶対に乗車しないように気をつけてください。
「Taxi Parisien」のサインがあるタクシーが正規タクシーです。念の為、きちんとメーターが作動しているかも確認しましょう。
配車アプリ
ホテルなどで手配してもらったタクシーに乗車するか、アプリを使って自身で配車手配をするかの点が異なるくらいで、先に記載したタクシーと内容は似ています。
手配する際にあらかじめ行き先や車種を指定するので、乗車してからドライバーとやり取りすることはあまりありません。搭乗予定の飛行機がどこのターミナル発か、事前に確認しておくようにしましょう。
Uberなどのアカウントを持っている人に◎
所要時間:約40分〜50分
料金:出発地、車種によって異なる
メリット:早朝や深夜でも利用可能、荷物や人数が多くても楽ちん、アプリ内で決済
デメリット:料金は高め、渋滞リスク、アプリの登録が必要
Uberのダウンロードはこちら
路線バス[350][351]
路線バスを使って空港へ向かうことも可能です。各停留所に停車するので、最も時間のかかる移動手段です。この方法を使うと一番安く空港まで行けますが、あまり一般的ではありません。
ローカルバスに興味があったり、のんびり車窓を楽しみたいという趣味がある方には良いかもしれません。
荷物が少なくて、費用を少しでも抑えたい人には◎
所要時間:約60分〜80分
料金:2,15€(車内購入は2,50€)
運行時間:[350始発]5:40 [350最終]21:40/[350始発]5:36 [350最終]20:20
運行間隔:15分〜35分
チケット購入:バス運転手、自動券売機
乗り場:[350]Porte de La Chapelle📍マップ/[351]Nation📍マップ
メリット:最安値で移動可能
デメリット:渋滞リスク、荷物置き場はない、空調などバスの設備が整っていない可能性がある
≫350(Porte de la Chapelle発)路線図、≫350時刻表
≫351(Nation発)路線図、≫351時刻表
「【パリの交通】観光に便利なメトロ(地下鉄)・バスなど|フランス旅行」の記事も、よければ合わせて読んでみてくださいね。
CDG空港付近のホテル【5選】
空港からアクセスしやすく、快適に過ごせるホテルを一部紹介します。
深夜便で到着すると、パリ市内までの移動はなかなか大変。そんなときは余裕を持つためにも、空港近くのホテルに泊まってみてはいかがでしょう。
ノマド・パリ・ロワシー・シャルル・ド・ゴール
ノマド・パリ・ロワシー・シャルル・ド・ゴール
Nomad Paris Roissy CDG
ホテルランク:⭐⭐⭐
部屋数:205
対応言語:フランス語🇫🇷、英語🇬🇧、アラビア語🇸🇦、イタリア語🇮🇹、スペイン語🇪🇸、ドイツ語🇩🇪、ポルトガル語🇵🇹、ロシア語🇷🇺
電話番号:02 30 26 02 60
空港からの距離:3.1km
所在地:34 – 36 Rue de Paris, 77990 Le Mesnil-Amelot, FRANCE 📍マップ
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[ノマド・パリ・ロワシー・シャルル・ド・ゴールのクチコミ]
“大変おすすめです”
Agodaより
早朝のフライトの為前泊で使用しました。チェックイン前に空港到着した為、公共のバスで向かいました。バスのスペースが狭い為荷物が大きい場合はタクシーの方がいいかもしれません。 ホテルはスタッフの対応が素晴らしく、また室内の設備も文句なしでした。特にシャワーは手持ちと頭上に加え、胴体部から二箇所でるため体が温まり旅の疲れも取れました。
“空港近く便利”
Agodaより
空港から迎えのワゴン車に乗って10分程でした。疲れて空港に着いたので助かりました。パリ市内に行くのもそんなに不便さは感じません、乗り換え無しで1本で行けます。ホテルはシンプルですがスタッフの感じも良く、部屋も綺麗でした。テレビ番組がフランス語ばかりで残念でした。英語の放送がもっとあると嬉しいです。次回もこちらのホテルを利用します。
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【ノマド・パリ・ロワシー・シャルル・ド・ゴール】
ホリデイ・イン・エクスプレス・パリ-CDGエアポート
ホリデイ・イン・エクスプレス・パリ-CDGエアポート
Holiday Inn Express Paris-CDG Airport
ホテルランク:⭐⭐⭐
部屋数:305
対応言語:フランス語🇫🇷、英語🇬🇧、アラビア語🇸🇦、オランダ語🇳🇱、カタルーニャ語、ギリシャ語🇬🇷、スペイン語🇪🇸、ドイツ語🇩🇪、ヒンディー語🇮🇳、ベトナム語🇻🇳、ポルトガル語🇵🇹、ロシア語🇷🇺、広東・北京語🇨🇳
電話番号:01 80 43 03 43
空港からの距離:0.5km
所在地:5 Rue du Voyageur, 95700 Roissy-en-France, FRANCE 📍マップ
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[ホリデイ・イン・エクスプレス・パリのクチコミ]
“空港近くのコスパの良いホテル”
Agodaより
CDG空港に夜遅くに到着する便だったので使用しました。CDGvalの停留所からは4〜5分くらい歩きます。チェックインが混んでおり少し待ちましたが、スタッフさんの対応はとても良かったと思います。また、朝ごはんはビュッフェ形式で誰も美味しかったです。部屋にはケトル、コーヒーや紅茶もあり、シャンプーとシャワージェルが備えられていました。シャワーの水圧は少し弱かったけど、十分快適に過ごせました。ありがとうございました!
“リーズナブルに快適なステイ”
Agodaより
フライトに乗る前夜に宿泊しました。広めのお部屋はデザインが素敵で、バスルーム含め清潔でしたし、とても快適に過ごすことができました。朝食はビュッフェ。別料金ですが、前夜の夕食も同じレストランで、前菜とデザートがビュッフェの食事をとることができて、食事も充実していました。空港至近なのでアクセスが便利です。
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【ホリデイ・イン・エクスプレス・パリ】
イビス・スタイルズ・パリ・シャルル・ド・ゴール・エアポート
イビス・スタイルズ・パリ・シャルル・ド・ゴール・エアポート
ibis Styles Paris Charles de Gaulle Airport
ホテルランク:⭐⭐⭐
部屋数:305
対応言語:フランス語🇫🇷、英語🇬🇧、アラビア語🇸🇦、イタリア語🇮🇹、スペイン語🇪🇸、ドイツ語🇩🇪、ポルトガル語🇵🇹
電話番号:01 70 03 14 00
空港からの距離:1.4km
所在地:Paris Charles de Gaulle Arpt, 1 Bis Rue De La Haye Accès Gps / Tremblay-En-France, Roissypole, Cs 20009, 93290 Roissy-en-France, FRANCE 📍マップ
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[イビス・スタイルズ・パリのクチコミ]
“ターミナル2からすぐです。”
Agodaより
広大なシャルル・ド・ゴール。ターミナル3に着いたため1駅分乗ったりしましたが、ずっと表示がありわかりやすかったです。チェックインも煩わしくなく、新しいのかとても綺麗でした!部屋も広く快適。朝食も他で泊まったイビススタイルズより豊富だったように思います。南仏からの乗り継ぎだったので、ストライキ続きのパリの街に出ずにゆっくりできて正解でした。
“パリに遅れて到着したため、一泊だけ滞在しました。それでも良かったです。”
Agodaより
ターミナル3に到着すると、看板に場所が書かれているため、見つけるのに問題はありません。チェックインに問題はありませんでした。スタッフも親切でした。部屋は宇宙のコンセプトでよくデザインされており、バスルームは清潔で水圧やお湯も問題ありませんでした。部屋には無料のボトル入り水と小さな机があり、クローゼットのスペースも十分でした。唯一の欠点は、部屋があまり広くないため、荷物を操作する必要があることです。全体的に、快適な滞在でした。朝食はまあまあでした。ターミナル3のすぐそばにあるため、チェックアウトして市内に向かうのも便利です。
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【イビス・スタイルズ・パリ】
モクシー・パリ・シャルル・ド・ゴール・エアポート
モクシー・パリ・シャルル・ド・ゴール・エアポート
Moxy Paris Charles de Gaulle Airport
ホテルランク:⭐⭐⭐
部屋数:292
対応言語:フランス語🇫🇷、英語🇬🇧、スペイン語🇪🇸
電話番号:01 82 88 79 19
空港からの距離:0.8km
所在地:5 Rue du Signe, 95700 Roissy-en-France, FRANCE 📍マップ
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[モクシー・パリのクチコミ]
“総合点高し!”
Agodaより
初めてのパリで空港ホテルエリアで安めで選びましたが、コスパはとても良かったと思います。欠点挙げるとしたら、冷蔵庫が無い事くらい。スタッフさん達も対応良く、1階のバーも良い雰囲気でしたので、また利用したくなるところでした!
“ホテル受付の場所がわかりづらいです”
Agodaより
空港シャトルのTerminal1の次の駅、Park Prから徒歩で行けます。ホテルの入り口を入ると、右にカフェバーがありますが、受付が見つかりません。エレベーターで上に行ったりして探してしまいました。なかなか見つからず、入り口のカフェバーのレジに聞いてみたら、なんとそこがホテルの受付でした。表示も小さくて、わかりづらいので、ご注意ください。ホテル自体は、デザインセンスがよく、とても快適でした。
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【モクシー・パリ】
シチズンM・パリ・シャルル・ド・ゴール・エアポート
シチズンM・パリ・シャルル・ド・ゴール・エアポート
citizenM Paris Charles de Gaulle Airport
ホテルランク:⭐⭐⭐⭐
部屋数:230
対応言語:フランス語🇫🇷、英語🇬🇧
電話番号:01 78 90 26 53
空港からの距離:1.2km
所在地:7 Rue de Rome, 93290 Tremblay-en-France, FRANCE 📍マップ
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[シチズンM・パリのクチコミ]
“快適なホテルです”
Agodaより
湯船のない部屋でしたが、ベッドがしっかりと睡眠のとれる質の良いものだと思います。 操作もタブレットからであったりと何かと新しさが目立ちました。 Wifiもオンライン会議で十分使えるものでしたし、ロビーは無料で使えるワークプレイスのようなスタイルでしたので、早く着きすぎてもネットを使って仕事ができる環境でした。T3から数分の場所にもありますし、T3にはM&Sがあるので買い物にも困らないと思います。
“ベッドが最高”
Agodaより
急遽フライトが乗れず当日の予約でしたが、すぐにチェックインができてスムーズでした。1人だったため部屋のサイズは最大限でしたが、お部屋の衛生面も行き届いていて、全く問題なしです。立地も第3ターミナルがすぐそこでスーパーもあるので非常に便利。何よりベッドが広く快適で、貴重な睡眠をここでとることができました。
“空港へのアクセスが完璧”
Agodaより
早朝のフライトのために、前日泊として利用しました。ホテルから10分以内の場所に軽食やドリンクを購入できるコンビニ、スーパーがあります。ホテルからターミナル間の移動は「CDGVAL(簡易的な電車です)」が無料で利用可能です。「CDGVAL」のホームまでも約10分程度です。早朝のフライトに不安がある場合や、空港までの移動のあとすぐに飛行機に乗らずに身体を休めたい場合にはぜひ利用すると良いと思います。部屋そのものも必要最低限ではありますが非常に整っていて、旅の前の準備に最適だと感じました。
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【シチズンM・パリ】
日本帰国に必要なもの
帰国時に必要なものは下記の通りです。
- パスポート
- 航空券(Eチケット)
- 税関申告書(※1)もしくはVisit Japan Web(※2)の登録
2024年時点、新型コロナウイルス感染症に係る水際措置は終了しています。そのため、コロナ禍で実施されていたワクチン接種やPCR検査の陰性証明書は不要です。
≫外務省|今後の今後の水際措置について
(※1)税関申告書:申告書は機内や日本到着後の空港で入手できます。免税品など、申告が必要な品物がある場合は、事前に確認しておきましょう。
(※2)Visit Japan Web: 税関申告(携帯品・別送品申告)をWebでできるシステムです。入国審査をスムーズにするために登録が推奨されています。帰国前に必要事項を入力しておくと、空港ではQRコードを提示するだけでさまざまな手続きができます。
≫デジタル庁|Visit Japan Web(入国手続オンラインサービス)
航空券の予約をするなら、おすすめはエアトリ、Trip.com、HISの3社です。いろいろ調べて比べてみてくださいね。
ご自身の状況に合わせて事前にしっかりと準備を行い、快適な帰国となるよう心掛けてくださいね。
フランス出国にあたって
ここではCDG空港の基本情報についても説明しているので、ターミナルの見取り図や写真などはそちらをご覧ください。
空港に到着したら、次に記しているステップに沿って出国手続きをしましょう。
シャルル・ド・ゴール空港について
シャルル・ド・ゴール空港(CDG空港)は、フランスの首都パリから約25kmのところに位置する国際空港です。第二次世界大戦時のフランスの英雄であり、空港建設開始時の同国大統領でもあったシャルル・ド・ゴールにちなんで命名されました。
ヨーロッパを代表する空の玄関口の一つとして、世界中から多くの航空機が発着し、年間を通じて活気あふれています。
正式名称:パリ=シャルル・ド・ゴール空港(Aéroport de Paris-Charles-de-Gaulle)
住所:95700 Roissy-en-France, FRANCE 📍マップ
電話番号:3950/01 70 36 39 50(日本からかける場合)
≫公式サイトはこちら
ターミナル1(CDG1)
ドーナツ型の特徴的なデザインが印象的なターミナルです。歴史あるターミナルとして知られ、アジアやアフリカ路線の航空会社が多く利用しています。基本的にANA(全日空)便はT1の利用になっています。
ターミナル2(CDG2)
複数のサブターミナルに分かれており、ヨーロッパ内線やアメリカ路線を中心に多くの航空会社が利用しています。近代的な施設が充実しており、免税店やレストランも豊富です。JAL(日本航空)便と日本直行便のエールフランスはT2を利用することが多いとされています。
ターミナル3(CDG3)
他のターミナルと比べてコンパクトなターミナルで、LCC国内便やチャーター便の離着陸に利用されます。ヘリコプター専用のエリアも併設されています。ターミナル1に隣接しているため、乗り継ぎの際も便利です。
各ターミナル間は無料のCDGValで移動可能。基本的に4分間隔で運行しています。
免税手続き
免税書類の作成だけでは還付金は戻りません。必ず空港で免税手続きをしましょう。
CDG空港での免税手続きは、PABLOという機械での手続きが主流です。混雑などにより時間がかかる場合があるので、免税手続きをする場合は早めに空港に行くことをおすすめします。
免税の条件
- 1店舗での1日の購入総額が100,01€(付加価値税含む)以上で個人使用目的の場合
- EU圏外に居住(EU滞在期間が6カ月未満)している16歳以上の人
- 商品購入から3カ月以内で未使用未開封の場合
服飾品、アクセサリー、時計、化粧品、電子機器など、いろいろなものが免税対象で購入できますが、お店によって条件が異なることがあります。詳しくは購入店で確認してください。
フランスはEU加盟国です。そのためフランス以外でもEU域内での購入品は、非加盟国へ出発する最終のEU加盟国の税関でまとめて手続きができます。
[EU加盟国とシェンゲン協定加盟国の違い]
EU加盟国…現在27の国が加盟していて、政治的・経済的協力を行い、共通の市場や法律、通貨(ユーロを採用している国)を共有しています。
シェンゲン協定加盟国…欧州内でパスポートコントロールを廃止し、自由な移動を許可する協定。現在29カ国が加盟しています。
免税手続きの手順
- 免税書類の取得
購入した店舗で、免税書類を作成してもらいます。デパートなどでは、日本人向けのカウンターがある場合もあります。免税書類は必ず大切に保管してください。 - フランス出国時の手続き
空港内の「Détaxe」コーナーにあるPABLO(日本語対応可)という機械、もしくは有人の免税カウンターで手続きをします。
[PABLOの場合]※免税用紙にPABLOマークがない場合は利用不可
①免税書類のバーコードを機械にかざして読み取らせます。
②緑色の画面が表示され、「OK 認証済免税証」と表示されれば、認証完了です。(画面のみでの確認)
赤い画面が表示された場合は、有人の免税手続きカウンターへ行ってください。
[有人カウンターの場合]
①免税手続きの書類に必要事項を記入し、パスポートと航空券などを合わせて係員に提示します。
②書類に免税印を押してもらったら申請完了です。
③クレジットカードへの返金を希望する場合は、免税手続きの書類原本の1枚目を専用封筒に入れ、ポストに投函します。控えは必ず返金確認できるまで保管しておいてください。
免税で購入した商品の提示を求められる場合があるので、スーツケースを預ける前に手続きをするか、機内持ち込み荷物にしておきましょう。 - 返金
免税手続きが完了すると、後日、支払いに使ったクレジットカード(有効期限6ヶ月以上要)などに還付金が振り込まれます。ただし、返金までに数週間から数ヶ月時間がかかる場合があります。
空港にて現金(ユーロ)での払い戻しを希望する場合は「Cash Paris(返金カウンター)」で対応しています。返金の際、1件につき3€程度の手数料が差し引かれます。また、団体客などで混雑している場合は窓口でかなり並ぶ可能性がありますのでご注意ください。
フランス出国の流れ【4ステップ】
CDG空港から日本へ向けて出発する際の手続きは、大きく分けて以下の流れになります。搭乗手続きや保安検査に時間がかかる場合がありますので、余裕を持って出発3時間前には空港に到着しましょう。
- 搭乗手続き(チェックイン)
搭乗する航空会社のカウンターでパスポートや航空券を提示し、預け入れ荷物の手続きを行います。荷物のタグに記載されている自分の名前と行き先が間違っていないか、必ず確認しましょう。免税手続きのある人は、搭乗手続きの前に済ませておくことをおすすめします。 - 出国審査
パスポートと搭乗券を審査官に提示します。 - 保安検査
手荷物はすべてX線の機械を通してチェックを受けます。日本と同様に液体物は持ち込み制限があるので気をつけてください。
自分自身はボディチェックゲートを通過します。なにかあれば声をかけられるので、係員の指示に従ってください。 - 搭乗
搭乗券に記載されているゲート番号を確認したら、搭乗時間までにゲートに到着するようにしましょう。帰りの便まではショッピングなどを楽しみましょう。ゲートが変更されることもあるので、アナウンスには注意しておいてください。
時間がきたら、係員の案内に従って搭乗します。
フランスからの持ち出しが禁止されているもの
- 肉類、肉加工品
- 野菜、果物、植物、球根など
- 象牙、毛皮など(ワシントン条約に基づいて規制されているもの)
- 銃、麻薬、わいせつ物、偽ブランド品など
利用する航空会社によって異なる場合がありますが「機内持ち込みの制限や禁止事項」として、一般的に以下のものが挙げられます。
[機内持ち込みが制限されるもの]
- 液体物:容器1つにつき100ミリリットル以下、合計1リットル以下のジッパー付き透明ビニール袋に入れる必要があります。
- 電子機器:ノートパソコンやタブレットなどは、基本的に機内持ち込みできますが、セキュリティ検査で取り出して検査を受ける必要があります。
- 医薬品:持病をお持ちの方は、必要な医薬品を持込むことができますが、医師の診断書や処方箋の提示を求められる場合があります。
- 食品:固形物であれば機内持ち込みは可能です。ただし、液体状の調味料などは液体物の制限の対象となります。
[機内持ち込みが禁止されるもの]
- 危険物:爆発物、引火性・発火性物質、高圧ガス、有毒物質、腐食性物質、放射性物質など、機内や乗客に危険を及ぼす恐れのあるものは、機内持ち込み・預け荷物ともに禁止されています。
- 刃物類:ハサミ、ナイフ、カッターなど、凶器となりうるものは機内持ち込みできません。
- ゴルフクラブなど:スポーツ用品の中には、機内持ち込みが禁止されているものがあります。
詳しくは搭乗予定の航空会社の情報を確認し、必要な手続きを行ってください。
日本帰国・到着時の流れ【5ステップ】
飛行機が空港に到着したら、次に記しているステップに沿って入国します。
- 検疫
機内で検疫質問票が配られた場合は記入して、検疫の係員に渡します。また体調に異変を感じた場合は、質問票がなくても自ら申告してください。 - 入国審査
日本国籍の人は「日本人」のゲートに進みます。
パスポートと搭乗券を審査官に提示するのが一般的でしたが、羽田空港や関西国際空港をはじめ、最近は機械でパスポートのスキャンと顔認証をして審査できるゲートが主流になっています。 - 預け入れ荷物の受け取り
預け入れ荷物はフライトごとに出てくるので、自分の搭乗便名が書いてあるターンテーブルに取りに行きます。 - 税関検査
必要事項を紙の申告書に記入し、パスポートと一緒に検査官に渡します。検査官から出発地や滞在日数などの質問をされるので、それぞれ回答しましょう。
またVisit Japan Webのサービスを使えば、帰国前にWeb申告が可能です。
必要な情報を登録するとQRコードが発行されます。Visit Japan WebのQRコードとパスポートを専用の機械でスキャンし、顔認証ができ次第、手続き終了です。 - 出口
すべての手続きが終わり、日本帰国完了です。
日本帰国時の免税の範囲 | |
酒類 | 1本760ml程度のもの3本 |
たばこ | 紙巻たばこ200本(葉巻なら50本)など |
香水 | 2オンス(約56ml) オーデコロン、オードトワレは除外 |
同一品目 | 同一品目の合計が1万円以下のもの(1箱1000円のチョコレートなら9箱まで) |
その他 | 海外市価の合計が20万円以内のもの |
まとめ
パリ市内から空港までの行き方や、空港での出入国の流れをあらかじめ想定しておくと、スムーズに帰国手続きができるでしょう。
CDG空港はとても広いですが、各所に案内表示や有人のインフォメーションが設置されているので、分からないことがあれば上手に活用しましょう。
素敵なフランスの余韻とともに、無事に帰国できることを願っています!
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病気や怪我、盗難などに遭遇した場合、あると心強いのが海外旅行保険です。義務ではありませんが、もしもの事態に備えての加入が推奨されています。
クレジットカードに保険が付帯しているものもあるので「わざわざ旅行のために保険の手続きは面倒だな…」という人は、エポスカード(VISAブランドで入会金・年会費無料!)の申込みをおすすめします。
詳しくは「【海外旅行最強クレカ!】エポスカードがフランス観光におすすめな理由」の記事をご覧ください。
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